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【ジョジョ ネタバレあらすじ・感想】第4部「 ダイヤモンドは砕けない」その9(アナザーワン バイツァ・ダスト〜さよなら杜王町ー黄金の心)

ジョジョの奇妙な冒険」第4部「 ダイヤモンドは砕けない」 漫画ネタバレあらすじその9(アナザーワン バイツァ・ダスト〜さよなら杜王町ー黄金の心)

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アナザーワン バイツァ・ダスト

写真のおやじによって再度「矢」で貫かれた吉良に、キラークイーン第3の爆弾「バイツァ・ダスト」が発現する。吉良が本当に絶望した時に発動するこの能力で、吉良は早人を爆弾に変える。

 

早人から吉良のことを探ろうとした者は爆破され、それに伴い時間が1時間ほど戻される(同じ時間を繰り返していることは早人にしかわからない)。そして確定した「運命」は、巻き戻された時間を繰り返す時にも確定しているため、一度爆破された人間は同じ時間が来ればまた死ぬ。

 

仗助・承太郎・億泰・康一・露伴の5人は、8:30に待ち合わせをしていた。最初に集合場所に到着した露伴は、早人に取り憑いたキラークイーンを目撃し、爆破される。

 

早人は巻き戻された時間の中で3回目の朝を迎える。8:30に「運命」の通り露伴は死に、遅れて現れた仗助・承太郎・億泰・康一の4人も、早人から吉良の正体を探ろうとしたために爆破される。この運命を覆すには、巻き戻された次の朝で5人が死ぬ前の時間に吉良のバイツァ・ダストを解除させるしかない。

 

4回目の朝。早人は猫草を持ち出し、吉良に直接攻撃する機会を狙う。しかし、吉良の胸ポケットに入っていた腕時計が空気弾から吉良を守り、仕留めることはできなかった。しかし、調子に乗って自分の名前を名乗った吉良の背後に仗助が現れる!早人は、寝坊して待ち合わせに遅刻するはずだった仗助の家にコールしていた。そのおかげで仗助は、露伴が爆死する前の時間に吉良の元へ辿り着いたのだった。

 

クレイジー・ダイヤモンドに攻撃された吉良はバイツァ・ダストを解除し、5人の死の運命はリセットされる。そして仗助・億泰と吉良は直接対決へ…!

やった!間に合った! 「運命」に勝った!

 クレイジー・Dは砕けない〜さよなら杜王町ー黄金の心

早人が持ってきた猫草とキラークイーンの能力を応用した「空気弾」によって倒れた億泰。仗助と早人は民家に逃げこむが、なぜか空気弾は仗助の居場所を正確に追跡し、仗助は爆破された階段の木片が突き刺さって重傷を追ってしまう。それでも血の塊を利用したクレイジー・ダイヤモンドの「自動追尾弾」で吉良を攻撃する仗助。傷を負った吉良が携帯電話を持っていることに気づいた仗助は、早人のポケットに潜む写真のおやじが仗助の居場所を知らせていることを悟り、逆に利用して写真のおやじを吉良の爆弾で爆破させる。 

 

クレイジー・ダイヤモンドの射程距離内に吉良を追いこみ、一騎打ちとなる仗助と吉良。能力では仗助のクレイジー・ダイヤモンドの方が上回っていたものの、猫草が本能で攻撃を防御し、空気弾によって仗助は絶体絶命の状況に。しかしその時、死んでいたはずの億泰が復活!ザ・ハンドで猫草を捕獲する。

 

騒ぎに気づき承太郎・康一・露伴をはじめとする町の人々が仗助たちの元へ集まってくる。ギリギリに追い詰められた吉良は、救助隊の女性にバイツァ・ダストを発現させる!吉良はキラークイーンの「スイッチ」を押す。

 

バイツァ・ダストによって時間が戻ったはずの杜王町で、吉良は杉本鈴美のいる小道へと迷いこんでいた。スイッチが押される瞬間に康一がエコーズACT3を発動させ、承太郎のスタープラチナの攻撃で瀕死となった吉良は、救急車に轢かれて最期を迎えていた。吉良の魂は「安心なんてない所」へと引きずりこまれる。

 

吉良を倒し平和を取り戻した杜王町スタンド使いたちに見送られ、鈴美とアーノルドは町を去る。川尻しのぶと早人は、川尻浩作の帰りを待ち続ける…。

 

杜王港では、船でアメリカへと帰るジョセフと承太郎を仗助が見送る。最後に仗助はクレイジー・ダイヤモンドでジョセフの財布を掠めとる。こうして1999年の夏はほとんどの人々にとっていつもの夏と同じように当たり前に過ぎていった…

「正義」の輝きの中にあるという『黄金の精神』を… わしは仗助たちの中に見たよ… それがあるかぎり大丈夫じゃ…

感想 

長かった4部もついに完結。 バイツァ・ダストの絶望感から始まるラストバトル、これまでの部の中でも屈指の熱さ!爆弾の能力は絵的にも派手で映える。

 

仗助の意志の強さと同じくらい、トラブルを切り抜けようとする吉良の執念もすごい。文庫版あとがきで荒木先生が「吉良吉影は殺人を犯している所をのぞけば、本当にぼくのヒーロー像そのものだったと感じ、描いてる間はとても幸せだった」と語っている通り、人間性が深く描きこまれていてとても魅力的なラスボスです。みんなの連携プレーで吉良を追い詰めるラストも素晴らしい(最後まで変態的発現を繰り出す吉良も)。

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この辺りの絵柄、綺麗さとキャラがそこに生きてる感じがどちらも最高でめちゃくちゃカッコイイ。億泰復活も、普通の漫画だったら鼻白むところかもしれないけど4部のこの雰囲気なら感動展開。

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最後は美しすぎるハッピーエンドだけど、この後の川尻家のその後の描写の2ページで泣きました…。犠牲になった人々もいたということを忘れてはいけない。

 

主観にはなってしまいますが、4部は歴代ジョジョシリーズの中で一番好き…って言っちゃうと他の部が可哀想というか他の部も愛してやまないので、一番何度でも読み返したい部です。以下オススメポイント。

 

・キャラが魅力的

荒木先生、描いてて楽しいんだろうな〜っていうのがありありと伝わってくる。あとがきによれば荒木先生は『頭の悪いキャラを描きたくて描きたくて目標として掲げ、「頭はバカだが心は優しいお兄さんがスタンド使いなんだよ」と心に誓ってPart4を描き始めた。』とあります。

出てきたら絶対勝てる安心感の絶対的ヒーロー・3部の承太郎と比べると、テキトーな発言多いしちょいちょい小ずるいところもある仗助ですが、個人的にダメなところもある主人公が好きなので歴代ジョジョでは一番の推し。上述の吉良ももちろんですし、仲間も敵もみんなキャラ立ちしてて憎めないキャラばかりです。欠点やクセがある人たちばっかりだけど魅力的。

漫画を読んでて「この人、なんでこの戦いにここまで命をかけるんだろう…」とか思い始めちゃうと集中できないんですが(笑)杜王町というひとつの町の住人なので、「町を守る」「仲間を守る」といった戦う理由が共通していてみんなにあり、スッと入ってきます。それぞれのキャラが並行していろんな動きをしているのも面白い。エピソードの面白い面白くないは若干差があるけど、不要キャラがあんまりいないんだよな…

 

・絵柄

何度も書いてるしこれは好みかもしれませんが… 4部あたりの絵柄が一番読みやすくもあり躍動感がある気がします(特に中盤以降)。5部以降はすっごく綺麗なんだけど人間味がちょっと薄れてくる&何が起こってるかわからないシーンがある…そしてわりとみんなイケメン!美女!って感じなので。4部は気の抜けた絵もたくさんあり、フツメン・ブサイクも普通にいっぱい出てくるし、主人公の仗助や仲間たちも表情豊かで大好き。

 

・多様なスタンド

主人公のスタンドが「ものを治す能力」っていうのがまずびっくりでした。万能と見せかけて、「自分の傷は治せない」という絶妙な設定。それにも関わらず、臆さず敵に向かっていく仗助の黄金の精神が輝いてました。攻撃重視のシンプル能力が多い3部と比べると、トニオさんとか透明の赤ちゃんとかハーヴェスト、ジャンケン小僧とか鉄塔、チープ・トリックとか、あげればきりがない奇妙な能力がたくさん登場して面白い。

 

・ほのぼのエピソードの数々

ジョジョ1〜3部までは正直バトルの連続で緊張してばっかりでしたが笑 4部は特に吉良が登場するまでの序盤は高校生たちの日常エピソードがちょくちょく入ってくるので平和な気持ちで読めます。ひとつの町で展開する物語っていう設定が斬新ですね。イタリア料理回と、しげちーと宝くじを奪い合う回は特にお気に入り。杜王町名所案内とか、各エピソードの後日談など、豆知識的なところも作り込まれていて好きです。

 

・ラスボスの魅力

4部は長い物語ですが、ちょうど半分くらいでラスボスの吉良が登場し、その目的も明確に描かれます。なかなかラスボスが登場しなくて謎のままだったり、とってつけたように強キャラとして出てくる漫画はモチベーション下がるのですが、半分あたりからスタンド使いとのバトルと吉良側のエピソードが並行して描かれるのでボスの存在感がずっと続くし、設定も手が込んでいて、吉良に肩入れしてしまうほど(笑)魅力的になってくる。少しずつ少しずつ吉良を追い詰めていくので飽きずに読めます。

 

・3人のジョースターの共闘!

最後になってしまいましたがやっぱり4部の魅力はこれですね。2部、3部、4部と続けて登場するジョセフ、そして3部から続投、絶対的安心感は変わらずですが性格がかなり丸くなり高校生たちのいい導き役となっている承太郎。老いていくキャラクターをかっこよく描き続けるってなかなか難しいことだと思うんだけど(まずその発想からして斬新)、ジョセフはかなり外見は変わってても精神は変わってなくてカッコイイんですよ。最初は気まずそうだったけどその後何度も仗助と一緒にいるところが描かれていてほっこりします(2人の優しい人格あってのことだと思います)。

ジョセフが杜王港に到着して3人が揃うシーンは、ジョジョを最初から読んでいればかなり感慨深い。友人にジョジョをオススメするとき、面白くて読みやすい4部から紹介したい気持ちもあるけど、ここの感動を味わうにはやっぱり1部から読まないと…!でも巻数多いし4部にたどりつく前に挫折してほしくもないしなぁっていつも悶々とします。

 

長くなってしまいましたが…約2ヶ月で4部読了!本当に面白かった〜アニメもOPテーマ田岡色使いとか素晴らしかったのでまた見返したいです。

次は絶賛アニメ放送中の第5部「黄金の風」の感想を書いていきます。

 

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