ほしをみる

「ジョジョの奇妙な冒険」海外の反応まとめ、情報発信ブログ。

【ジョジョ ネタバレあらすじ・感想】第3部「スターダストクルセイダース」その9(ヴァニラ・アイス〜DIOの世界)

ジョジョの奇妙な冒険」第3部 スターダストクルセイダース 漫画ネタバレあらすじその9(ヴァニラ・アイスDIOの世界)

f:id:diamondpuppy:20181111181645j:plain

ついにDIOの館に侵入するポルナレフ・イギー・アヴドゥル。彼等は全滅を避けるため、この先何があってもお互いを助けないことを誓い合う。

館の中はまるで迷路のようになっていたが、イギーがあっという間に幻覚のスタンド使い(ケニーG)を倒し、幻覚の迷路は消え去る。

ポルナレフ・イギー・アヴドゥル vs ヴァニラ・アイス(クリーム)

「このラクガキを見て うしろをふり向いた時おまえらは 死ぬ」

壁の不気味なラクガキを発見したアヴドゥルは、「何か」の気配に気づく。ポルナレフとイギーを突き飛ばしたその瞬間、アヴドゥルは腕だけを残して消える。

姿を現した敵、ヴァニラ・アイスは、口の中の暗黒空間に飲み込むことですべてを粉みじんに消し去るスタンド「クリーム」を持つDIOの腹心。攻撃できるチャンスは、ヴァニラが相手の姿を確認するために口の中から姿を現す一瞬しかない!

イギーは砂のスタンド「愚者(ザ・フール)」でDIOの姿を模造し、ヴァニラをおびき寄せ背後から攻撃しようとするが、ヴァニラに見破られる。偽物とはいえDIOの像を攻撃してしまったことに激昂したヴァニラは、イギーを蹴り飛ばし瀕死に追い込む。

ヴァニラはスタンドの中に隠れたまま、ポルナレフを中心に円を描くように空間を飲み込み抹殺しようとする。闘いで足を負傷したポルナレフは避けることができず、後をイギーに託して死を覚悟する。しかしその瞬間、瀕死のイギーが「愚者」を出しポルナレフを救う。イギーは力尽きる。

ポルナレフは勝利を確信し姿を現したヴァニラの脳を串刺しにするが、ヴァニラは倒れない。DIOに血を分けられて吸血鬼となり、不死身の体になっていたのだ。しかしその時、ヴァニラがスタンドで削り取った建物の外壁から眩い日光が差し込む…!

今の おれには 悲しみで泣いている時間なんかないぜ

 

承太郎・ジョセフ・花京院・ポルナレフ vs DIO(ザ・ワールド)

ついにDIOと邂逅した承太郎・ジョセフ・花京院・ポルナレフDIOのスタンドの謎に満ちた能力に翻弄されるうちに日没を迎えてしまう。承太郎とポルナレフ、ジョセフと花京院は二手に分かれてDIOに立ち向かう。

市街地でDIOを迎え撃つ花京院は、半径20mに「法皇の緑」の結界を張り巡らせる。しかし全ての結界を同時に切断され、DIOのザ・ワールドに腹を貫かれる。死の直前にDIOの能力が「時を止める」ものだと悟った花京院は、最後の力でエメラルド・スプラッシュを放ち、時計を攻撃することでジョセフにメッセージを残す。

ジョセフは花京院から受け取ったメッセージを承太郎に伝える。しかしジョセフまでもDIOのザ・ワールドの能力で瀕死となり、承太郎とDIOは一騎打ちに。

承太郎は止められた時の中で一瞬だけ動くことに成功するが、DIOに四方八方からナイフで突き刺され倒れる。承太郎はDIOに止めを刺されそうになるが、その瞬間ポルナレフDIOに背後から襲いかかる!

ポルナレフもザ・ワールドの前では力及ばず、またしてもピンチが訪れるが、承太郎はスタンドで自分の心臓を止めてまでDIOスタープラチナの射程距離内におびき寄せ攻撃する。DIOにかなりのダメージを与えるが、DIOはジョセフの血を吸ってさらなるパワーを得る。9秒も時を止められるようになったDIOロードローラーで承太郎に攻撃するが、怒りのパワーで時を止めた承太郎はロードローラーから脱出し、ついに因縁の相手に止めを刺す。

たったひとつの 単純な答えだ… 「てめーはおれを 怒らせた」

感想

ヴァニラ戦では、アヴドゥルとイギーが…!お互いを助けないと誓っていたのに結局仲間を助けてしまった2人。どこか満たされたような顔で消えていく姿に涙涙。

これまではどこかコミカルで、本当の意味での危機感や絶望感はなかった3部のバトルでしたが、やはり最終盤に来てものすごい緊迫感でした。ヴァニラのスタンド、クリームは巨神兵+死刑執行人みたいな見た目でかっこいいけど恐い。。

 

この話のお気に入りシーンはこれ↓↓

f:id:diamondpuppy:20181111190643j:plain

「ハンサムのポルナレフ」とか、最終戦に似つかわしくないギャップのある若干面白コメント(2部でも結構ありましたね)を使ってくるあたりもジョジョだなぁって思います。

そして、ここからの追い詰められていくポルナレフの描写がものすごい絶望感(答え③が迫ってくる)で、こんな風に表現できる荒木先生素晴らしい…と改めて尊敬。

 

DIOとの邂逅から、DIOがジョセフの血を吸うくらいまでの展開は3部の中でもものすごく面白くて手に汗握る展開でした。特に4人が棺桶を開ける直前のシーンが好き。緊迫した雰囲気の中で、畳み掛けてくるジョジョ特有のたとえセリフの数々のセンスにも脱帽(コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実、など)。

 

DIOポルナレフに言ったセリフ「安心を求める事こそ人間の目的だ」(結婚したり、友人を作ったりするのもすべて自分の安心のためだ)は普通に納得しかけてしまい、アレ?ヤバいと思ってたら、承太郎たちが現れたのはシビれる展開でした(誰かのために闘う正義の心もあったよ!と我に返った)。

 

花京院 vs DIOからはカイロの街中での闘いになりますが、絵の3D感がすごい。ハイエロファントとハーミットでスパイダーマンみたいに街の中を移動したり、最後のDIOが花京院の結界の中を動く4ページで4コマのシーンは鳥肌ものです。後半部から入った私としては、以前は3部の絵柄ってなんかちょっと古くて苦手意識があったのですが、人物の目の力だったり、生きてる感、動いてる感が素晴らしくてむしろ好きになりました。

 

花京院くらいまで一気に読んで、最後のほうはもうTHE・承太郎な超展開。蹴っただけで盗んだバイクのエンジンかけるし、いつの間にか空飛べるようになったり、ナイフで刺される前に用意周到に雑誌を帽子の中に仕込んでたり(えっ)、時を止められるようになったり(えっ)何回もビックリしてたら決着がつきました。

 

3部は全体的に、もう承太郎が出てくれば絶対負けないのは前提で、「なんと!?」っていう展開を面白がるみたいな感じでしたw

2部は最強の相手にジョセフが色々と策を弄して倒していくストーリーでしたが、3部はあの手この手で挑んでくる敵を承太郎が超展開で始末。的な対照的な展開でしたね。でもやっぱり承太郎は「ジョジョの顔」のように扱われるのも納得の、有無を言わせずかっこよくて、好き!ってなってしまう完成された主人公です。

 

3部は賛否両論あると思いますが(途中はちょっと長いな〜感が…)、その後のジョジョに受け継がれる「スタンド」という概念と、あれだけバラエティに富んだバトルを描き切ったのが素晴らしいと思います。まさに「奇妙な冒険」のタイトルにふさわしく、次々に面白い能力だったり、世界の国々の風景なんかも出てきて、読みながら一緒に冒険しているような気持ちになれました。

 

文庫本17巻のあとがきによれば、小さい頃から周りに理解されづらかった荒木先生は、このスタンドという概念も読者に理解されないのではないか?と不安に思いながらも、担当さんの「自信を持って自分の好きな物を描きなよ。それが漫画家だよ」という言葉に勇気づけられたとか。それが今やとても多くの漫画に影響を与えているのですから、すごいですよね。苦悩しながらも描ききった荒木先生、本当におつかれさまです。

 

スタンドの原点、第3部「スターダストクルセイダース」、ジョジョを読む上で絶対外せない部です(全部そうなんですけどね)。

次は第4部「ダイヤモンドは砕けない」を読みます。

 

↓次の記事↓

 

↓前の記事↓