ジョジョの奇妙な冒険 第5部「黄金の風」 アニメ第12話「ボスからの第二指令」あらすじ
ボスの娘・トリッシュを安全に護衛するための乗り物の「鍵」を手に入れるため、ポンペイの遺跡の「犬のゆか絵」を目指すジョルノ・フーゴ・アバッキオ。
遺跡に到着した矢先に、フーゴは鏡に映る敵の姿を発見する。しかし背後を確認してもその男は見えない。現れた暗殺チームの刺客・イルーゾォは、鏡の中に「許可したもの」だけを引きずり込むスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の使い手だった!
鏡の中の世界に引きずり込まれたフーゴは、殺人ウイルスをバラまくスタンド「パープル・ヘイズ」を発動する。しかし、スタンドは鏡の中に入ることを許可されていないため、鏡の中の世界にいるイルーゾォにはウイルスが効かない。フーゴは鏡の中の世界でイルーゾォから一方的に攻撃される。
そして明かされるフーゴの過去。裕福な家に生まれ、IQも抜群に高いフーゴは13歳で大学に入学する。しかし、彼は幼少期の経験から、時に自分の中の怒りの衝動を抑えられない性格を持っていた。ある日大学教授から脅迫を受けたフーゴは、彼を百科事典でボコボコにし、学校を辞め、両親からも勘当されてしまう。そんな路頭に迷ったフーゴをチームに誘ったのがブチャラティだった。フーゴはポルポの試験に合格し、パープル・ヘイズを得たのだった。
フーゴはパープル・ヘイズで「鏡」を攻撃し、ジョルノとアバッキオに敵スタンドの謎を解くためのメッセージを伝えようとする。
アバッキオは、イルーゾォを追って3人とも全滅になるよりも、今は鍵を手に入れミッションを完了することが重要だと主張する。一方、ジョルノは命を賭けてフーゴを救出し、敵の能力を暴くことが大切だとアバッキオの命令を拒否する。2人の意見は決裂し、アバッキオは犬のゆか絵を目指して走り出す。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部「黄金の風」 アニメ第12話「ボスからの第二指令」感想
今週は冒頭からアニメオリジナル展開。ポンペイの遺跡へ向かう車の中でのジョルノ・アバッキオ・フーゴの3人の会話シーンで、フーゴのキレやすく不安定な性格が描かれます。
フーゴの過去のシーンも追加されており、よりフーゴの内面にスポットを当てた展開になっています!フーゴの不安定な性格は、裕福な家に生まれ、幼い頃から周囲の過度な期待を受けていたことから形成されたようです。
仲間チームの過去回想はみんな悲惨だけど、フーゴのは特にかわいそう…。13歳の時に尊敬していた初老の大学教授から関係を迫られ、それが原因で天涯孤独になり、人生が破滅していきます…。フーゴの高い知性を買って、その怒りの衝動も含めて受け入れるというブチャラティ。この人についていこうと思わせる器の大きさとカリスマ性を持つブチャラティ…先週のナランチャ過去編に続き、今週も本当にカッコよかった。
作品のメッセージ自体は壮大だしそれぞれのスタンド能力は凝ってて面白いんだけど、緊張したバトルの連続連続+仲間もみんなイケメンであんまり隙がなく、個人的にちょっと深みに欠けるな〜(まあギャングの物語という展開上ふざけてる暇はないんですが)と思っていた5部ですが、アニメスタッフのちょっとした改変でキャラとストーリーがうまく補完されていて、魅力がさらに増しているように思います。
暗殺チーム2戦目は、「鏡に【中の世界】なんてありませんよ… ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから(by3部花京院)」⇨あった という、鏡の中でのイルーゾォ(マン・イン・ザ・ミラー)との戦い。フーゴのスタンド、パープル・ヘイズの能力もついに明らかになりました。
原作からスタンド紹介を引用します。
スタンド名:パープル・ヘイズ
本体:パンナコッタ・フーゴ
能力:両手の拳のところにカプセルが数個ついており、それを割ると「殺人ウイルス」をまき散らす。ウイルスに感染した生物は30秒で肉体組織がドロドロに溶かされたようにくずれて死ぬ。なおウイルスは日光で殺菌されるが、ウイルスはまた成長もするのだ。
スタンド名:マン・イン・ザ・ミラー
本体:イルーゾォ
能力:「鏡」を入り口としてその「鏡のなかの世界」に選択した人間(生物)を引きずり込む。鏡のなかの物質は「死の世界」のもので『マン・イン・ザ・ミラー』以外、絶対に動かすことはできない。鏡のなかの人間が、衣服(物質)を身につけて動いているのは、精神エネルギーとしてのイメージである。
いつもよりも説明が長い。笑
どちらも説明必須な複雑な能力ですね…本人たちでさえも能力を完全に把握できてなさそう。マンミラの衣服のくだりはもう理解を諦めるレベル。
これまでは、単純な能力を駆使して戦うバトルって感じでしたが、この2人はスタンド自体、攻略法が思いつかないくらい強いです。
ジョルノやアバッキオには鏡の中のイルーゾォの姿が見えなかったのは、許可されてないと見えないのか?とか、鏡の中の世界に突然カラスの死体が落ちてきたのは、死ぬと鏡の世界に出現するってことでいいのか?とか、自分の中でもまだ理解できてません汗。凄みで見進めればいいのかな…。
何回目かのアバッキオとジョルノの対立シーンも良かったです。
アバッキオの言ってることもギャングの世界の仕事の進め方としては正しいし、ジョルノには人としての正義がある。お互い間違って無いけど、2人がどうやって協力して「仲間も守る・ミッションも完了する」という目的を達成するのかが見所です。冷静で感情が薄いように見えて情の厚いジョルノ、アニメで改めて見て株が上がりまくりです。
次回は第13話「マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ」 。弱点が無いようにも思えるイルーゾォのスタンド能力をどうやって攻略するのか!?そして3人は無事に鍵を入手し、ブチャラティたちの元へ帰れるのか…。来週も楽しみです。
↓次の回:第13話「マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ」 感想↓
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